お客第一主義を否定する大原孝治
ドン・キホーテホールディングスの代表取締役である大原孝治は、お客様第一主義という言葉に対して嫌悪感を示して、実際には会社の利益ばかりを優先するような企業姿勢の会社が多いことを批判しました。そして、同社が掲げている顧客最優先主義については、全ての営業活動が顧客のことを思う気持ちから発していることを説明しています。
現在、ドン・キホーテホールディングスでは日本全国に店舗展開を拡大し続けており、すでに物珍しい対象ではなくなってしまった現状においても各店舗では十分に集客が出来ている理由が、周辺エリアの競合店などを調査しながら地域の人々にとって利便性の高い品揃えへとカスタマイズを継続している顧客最優先主義によるものだと、大原孝治は説明しています。同社が求めている姿勢に従うことによって各店舗では、売り上げ目標という数字ばかりを追いかけるのではなく、地域の人たちからの要望に応えることができているのかが重要になります。景気の循環や、大きな災害などの影響によって社会が変化し続けるなかでは、同じことを続けていることがリスクであり、常に変化を続ける姿勢が重要であることを大原孝治は熱心に語っています。これまでのドン・キホーテのお祭りのような店舗づくりを目指す業態のみならず、今後はGMSなどの他の業態への進出も目指している同社では、店舗を訪れる顧客たちが求めている期待に応えるべく、常に変化を続けていくことになります。